その昔、人は大地の循環の中で暮らしていました。
食べて、大地に返して、また次の年に備える。自分の家族のまわりで完結していた小さな、でもとても理にかなった暮らし。
便利さに慣れた私たちには、手間や面倒も増えますが、自然にやさしいし、食べ物はおいしくなるし、
健康にいいし、からだも、(たぶん)心もきれいになる。
そんな理想を、広島県廿日市市の山間でカタチにしているのが「きなり村」。
自然の力と人の知恵だけで作物を育て、社会へ還元、
その資源を 回収し、作物の肥料として活用する。
それが循環型の農園施設「きなり村」なのです。
都市(社会)で発生する有機資源を積極的に回収し、資源の有効活用に取り組んでいます。
回収した有機資源からバイオマスエネルギーとなる資源の研究・開発を行います。
農作物は有機汚泥から生産した自社の肥料で育てられる。併設の鶏舎で集めた鶏糞は肥料になり、野菜は鳥の餌にする。
その自然の循環で育てられた安心安全の作物は、レストランなど、再び社会の中へと還元されていく。
都市で発生する未回収の有機資源をバイオマスエネルギーとして研究開発し、
都市と農村の融合、そして資源の循環させ、
農村での施設や園芸に活用し世界中の農家の人々に還元していきたい!
衰退している農業に元気を与え、農業が進化発展していくことで、
新たな農業のモデルを確立し社会に貢献していきます。